LTに初めて申し込むときの不安要素とその取り除き方
この記事は、エンジニアの登壇を応援する会 Advent Calendar 2018 11日目です。
LT、それは... 聞くは易し、行うのは難し。
バリバリ登壇するエンジニアに憧れてはいたものの、人前で登壇するなんて無理無理... 今までの自分はそんな風に思っていました。
それが今年の夏ごろに「エンジニアの登壇を応援する会」に入って以降、既に2回登壇することに成功しました。
これは秋の夜長の自由研究大会での発表。ジオキャッシング楽しいのでやろう。
これはGopher道場での発表。エンジニアの登壇を応援する会のイベントではありませんが、思い切ってやってみました。
この記事では、演台=死刑台みたいに思っていた頃の私の意識と、それをどうやって乗り越えたかについて書こうと思います。なお、5分くらいの短いLTを想定して書いています。
いやー、しゃべるネタないし...
いきなりですが、この壁がとても高いです。私はここを越えるのに1年近くかかりました。
私の場合、追い込まれなければ行動に移さないところがあります。 なので、まず登壇申し込みをし、その後ネタを探すという手荒な方法を取ることにしました。 ちなみにこういう人は私だけではないらしく、エンジニアの登壇を応援する会のSlackでは、誰かが登壇申し込みをすると「すぐ登壇」というスタンプが押されます。
また、とあるエンジニアの方の話では、普段からLT用のネタをメモアプリなどにストックしているそうです。あまった分はブログなどに流用するとのこと。
これを逆にすれば、自分の過去のブログ記事をもとにLTを作ることもできそうですね。
構成まとめられるかな...
5分というのは意外と短いです。
登壇を応援する会のベテランの方によると、箇条書き中心のスライドだと10枚くらい、一言のみのスライドが中心だと30枚が限度とのこと。
そのため、LTであまり複雑な話はできません。今年行った2つのLTでも、発表におさめられたのはもともと考えていた内容の半分程度でした。
構成がうまく決まらない...と悩んでしまう場合、それは発表する内容が多すぎる可能性が高いです。思い切って削ってみましょう。
スライド作るの面倒...
自分にとって一番の関門がここでした。大きなイベントで発表されるような美しいスライドを見てしまうと「あんなの作れねえよ...」と思ってしまいます。
ですが、ビジュアルデザインのことは一旦忘れましょう。
今年のスライドを作るにあたり、私は以下のように決めました。
- スライドソフトに標準で入っているテーマを使う
- フォントは1種類のみ
- 文字の色は2色まで
- アニメーションは使わない
ビジュアルに凝りだすと、永遠に時間が飛んでいきます。凝らないと決めることで時間を節約できますし、シンプルになってむしろ見やすいです。
上がっちゃって話せない...
ぜひ事前にリハーサルをしましょう。誰かを呼んで聞いてもらうのがベストですが、誰もいない会議室で一人でやるだけでも構いません。 そのうえで、一通り話して何分かかったか時間を計るのがおすすめです。
私はふだんから早口になってしまう傾向があり、ジオキャッシングのスライドでは5分で話す内容のはずがリハーサルでは4分で終わってしまいました。
そこで、もう少し各スライドに時間をかけて話していいんだと気付き、本番では聞き取りやすい速度で話すことができました。
ちなみに、エンジニアの登壇を応援する会では、本番の1-2週間前にリハーサルイベントも開催しています。 参加すると、登壇慣れした方々からのアドバイスも受けられます。皆さん初登壇がどれだけ緊張するかよく理解されている方ばかりなので、マサカリは飛んできません。安心ですね。
来年も登壇します
来年は倍の4回を目標に登壇したいと思っています。
お手柔らかによろしくお願いいたします。