Google Documentに良い感じのスタイルをつけるtips

開発ドキュメントの執筆はesaやConfluenceを使うことが多いのだが、先日ビジネスサイド向けにどうしてもGoogle Documentを使ってドキュメントを作らなければいけないことになってしまった。Word系のツールは久しく触っていなかったので、Markdown系ツールで自然に生成されるようなシンプルで見やすいスタイルをつけるのに苦戦したが、おかげでいくつかテクニックが分かった。

見出しのスタイルを整える

表示形式 -> 段落スタイル -> 枠線と網掛け から、見出し部分の背景色や枠デザインを作ることができる。文字の背景色ではなく見出しエリア全体に背景色をつけられるので、見出しを目立たせるためにはぴったり。
加えて、枠線の位置を下ではなく左にすれば、即席のアイキャッチにすることもできる。

同じ階層の要素に書式を一括提供

画面上部の「標準テキスト」や「見出し」と表示されているところをクリック する。例えば見出し1であれば 見出し1をカーソル位置のスタイルに更新 を選択することで、ドキュメント全体の見出し1が、今カーソルがある見出し1のスタイルに一括で変わる。これはスタイルを調整する時にとても重宝した。

ページ数をつける

ページ数はフッターの中につけると良い。フッターは 挿入 オプションから入れることができる。その後、 挿入 内の ページ番号 を選択し、 オプション からフッターの中にページ番号を挿入する。ページ番号の大きさや書式などは、デフォルトで一括で変えることができる。
また、タイトルページにはページ番号を入れたくないということもよくある。その場合は、フッターを挿入する際に「最初のページ」のチェックを外しておくとよい。

目次をつける

挿入 -> 目次 で目次を入れられる。目次エリア左上のリロードボタンを押せば、最新の変更に応じてページ数などが自動で反映される。
目次の項目は、ドキュメント内で使用した見出しに応じて自動生成されている。そのため、例えば最初のページのタイトルなどを目次に含めたくない場合は、そのタイトルを標準テキストにすれば目次から消すことができる。目次内の項目を手で消すのは、ページ数が変わってしまう恐れがあるためおすすめできない。

久しぶりにGoogle Documentを触ってみたが、やはり慣れてしまうとMarkdownの方が読みやすく書きやすい。mdファイルを開けるエディタを多くの人が使える世の中になってほしい。